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2月11日 アナログゲーム制作2 [創作]

前回の続きからということで、今回はゲームのルール作成から入っていきます。
多人数対戦型カードゲームといっても決めなければいけないことはまだまだあります。
例えば一度に何人までプレイできるのか? デッキ(山札)はプレイヤー個々に用意が必要な物なのか?  それとも一つのデッキを全員で共有するタイプのものなのか? などなど。

ところで、カードゲームの魅力とはなんでしょうか?
かわいいキャラクターや格好いいモンスターなど、美麗なイラストでしょうか?
それとも駆け引きやデッキ構築における戦略性でしょうか?
あるいは他にあるかも知れませんが、私は上記の二つであると考えます。
しかし、私が今回作りたいと思っているのは大会が開かれるような超本格派のカードゲームではありません。
対戦型トレーディングカードゲームで有名な「マジック:ザ・ギャザリング」や「遊戯王」、「ポケモンカード」今なら「デュエル・マスターズ」や「ヴァンガード」などかも知れませんが、とにかくそういった二人対戦に重点を置いたカードゲームではないのです。
複数のPLがみんなでわいわいとできるゲーム、どちらかというとボードゲームに近いイメージのカードゲームを作りたいのです。
そこで重要なのが戦略性となります。
これが実は曲者で、戦略性というものは突き詰めれば突き詰めるほどゲームとしての楽しみが損なわれていくものだと私は思っています。
例えばデッキ構築の時点で、あるカードとあるカードが最初に手札に入ってきたら相手に順番を回さずに勝つことができるゲームがあったとしましょう。所謂「1ターンkill」というやつですね。
当然勝つことに意味があると考えるPLはそのカードが如何に最初に手札に回ってくるようにするかを考えるでしょう。
カードを引き直す効果があるもの、カードを多く引ける効果のあるもの、そういったカードを好んで入れるかも知れません。そして実際にそれが運用できるレベルまでなったとき、そのゲームは対戦型カードゲームという名の完全なる運ゲーになるのです。 
勿論出るカードの順番が確定していない以上カードゲームといものは運要素を大きく孕んでいます。ですがその運要素もバランスを考えた上で成り立っているから面白いのであって、PL自ら運要素、確率に傾倒してしまえばそれはサイコロをただ振っているのと変わらなくなるのです。
相手は張りぼてでも構いません。なぜなら、一定の確率で勝ちが確定しているゲームに相手など必要ないからです。あえて対戦しているとすれば、それは自分の運、言ってしまえば引きの強さとでしかないからです。
引ければ勝ち、引けなければ負け。そんなゲームになってしまいます。
それは果たして楽しいのでしょうか? 少なくとも対戦相手は楽しくないでしょうね。
勝つことが全てのゲームならいいでしょうが、私が作りたいのはみんなで楽しむゲームです。
ですので戦略性をどの程度考慮するかが重要となってきます。
全く戦略性がないカードゲームもそれはそれでありなのかも知れませんが、やはり面白みに欠けるでしょうし。


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少し、というか大分脱線してしまいましたが、戦略性を考慮した上で作っていこうということですね。イラスト? それに関しては私は絵が得意ではないとだけいっておきましょうか。
さてルールですが、勝利条件がSeven Colorの獲得となると自然とPLどうしでの争奪というのが見えてきます。しかし、ただ単純に順番にカードを引いて効果を処理していくだけでは既存のカードゲームとなんら変わりがないので、ここはPLの分身となるもの、「深き者」の役を考えてみました。
舞台は中世ヨーロッパなのでそこにいてもおかしくない者たち。
王、騎士、魔術師、聖職者、盗賊、暗殺者、そして放浪者の7職。
なぜ7職なのかというとSeven Colorの7色と掛けてるんですねーあー恥ずかし。
まあ折角7職考えて、Seven Colorと結びつけたので、ここは役に1色ずつイメージカラーを与えて見ましょう。それがその色の得意カラーともすれば、より設定を活かせますね。
まず「王」、これは黄色ですかね。私の勝手なイメージですが王は栄光や金を連想させる黄色のでこれにしました。
次に「騎士」これは青でしょうか。騎士道精神というと透き通る青がイメージされましたので。
なんか適当だと思われるかも知れませんが、こういうのはインスピレーションに任せてしまえばいいのです。ここであれこれ悩んでいては肝心の制作過程に進めませんからね。
ということでお次は「魔術師」。これは中世ヨーロッパにいそうなイメージだったので役に入れましたが、実際はどうだったのでしょうね? ともかく「魔術師」は炎のイメージが強いので赤です。
続いて「聖職者」ですが、これは言うまでもなく白でしょう。なんせ神聖なる職ですからね。
神聖ときたらその真逆に位置する「盗賊」ですが、これは緑でしょうかね。盗賊っていうとなんか自然のイメージがあります。そりゃ山賊だろ、とツッコミは置いといてまあ緑に決定です。
次の「暗殺者」も聖職者とは真逆に位置しますが、ここは純粋に「黒」でいいでしょう。闇に生きる者って感じがしますしね。
そして最後が「放浪者」なんですがこれは桃色にしておきます。なぜか? 放浪者というと様々な放浪先の思い出、旅の思い出なんかがあるかなーと。思い出というとピンクのイメージがあるので……はっきり言って無理矢理なこじつけでしかありませんが桃色でもいいでしょう。
一通り7職分色分けをしましたが、7色の方も同じ色組でいきましょう。設定も重要ですが、ゲームは分かりやすさも同じくらい大切ですからね。
因みにここで上げた7職ですが、括りの呼び方が7職では味気ないので、これからは「Deep Person」と呼ぶことにしましょう。別に「深き者」でもいいのですが、一応洋ゲーを意識しているので「Deep Person」としました。

さて、次から細かい内容に入っていこうと思いますが、一区切りついたので今回はこの辺にしておきましょうか。
少し間隔が開くかも知れませんが、次はアナログゲーム制作3でお会いしましょう。
それではまた!

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